21世紀科学のキーワードは「ナノ」と「バイオ」、さらにその交差点を扱うバイオナノテクノロジーだと言われます。生命システムの精妙な「ワザ」が分子レベルで明らかになるにつれて、その担い手であるタンパク質や細胞を超精密な「部品」として利用する小型機器(デバイス)の開発が始まっています。人類のテクノロジーの域を遥かに超えた、バイオ部品の感度や効率。これらのスーパー機能を組み込んだデバイスが登場し、たとえばバイオセンサやバイオチップが我々の健康と安全を支えています。バイオ部品に宿る自己組織化力を操るナノ技術によって、両者の融合はさら深まるでしょう。このようなバイオデバイス技術が拓く未来地図を紹介します。

開催日 : 2006年10月27日(金)
西澤教授は、生物電気化学とバイオマシン工学が専門で、生物の機能を利用する情報変換(バイオセンサ)やエネルギー変換(バイオ電池、バイオ燃料電池)の分野で成果をあげています。特に、生体材料と人工物との接着を自在に形成する技術を開発し、バイオデバイスの鍵を握る界面制御の進展に貢献しています。21世紀COEプログラム「バイオナノテクノロジー基盤未来医工学」のメンバーであり、また厚生労働省の萌芽的先端医療技術推進研究事業にも参画し、未来型医療の実現に取り組んでいます。