高齢化社会といわれるこれからの時代では、人々にとって何が一番大きな問題となってくるでしょうか。それは、色々な病気にかかることにより、或いは病気にかからなくても、加齢により心身の機能が若い時のように保たれずに減退したり失われていき、長寿ではあっても本当の意味で健康、健常でなくなっていく恐れがあることです。
東北大学先進医工学研究機構(TUBERO)は、このようなこれからの社会で必要になる診断や治療の医療技術を開発するため、医学と工学の高度技術を融合させた新しい医療の研究を進め、人々の「人生の質」(クオリティー・オブ・ライフ=QOLといわれています)を高めることに貢献しようと努力しています。
今日は、人体の組織や器官の再生に関する医療分野の中で、人工心臓の研究・開発の例を紹介しながら、TUBEROで進められている医工学が人類の将来にどんな可能性を与えることが出来そうか、ということをお話したいと思います。

開催日 : 2007年4月20日(金)
東京大学医学系研究科教授時代以前より人工心臓の研究・開発の専門家として常に第一線で活躍。 2004 TUBERO教授に就任し、同機構役員、井街タスクのリーダーを兼務しながら、東北大学医工学将来構想検討委員会の委員となり特に医工学研究科設置を検討するWGのメンバーとして、東北大学に日本の医工学研究の拠点を築こうと奮闘中。