「建築史」という積み重なった歴史が背景に見え隠れし壮大な研究分野、「科学技術社会論」という少々耳慣れない研究分野に身をおかれて研究をされているお二人の研究者の対談。
五十嵐さんは、都市設計や建築において、「公共スペース」のあり方について考え、書籍を通して持論を展開しています。一方、平川さんは地域社会の住民や市民団体が大学の知を活用するための「サイエンスショップ」という組織を立ち上げ運営する方策を模索されています。一見異なる分野の話題ですが、実は科学・技術が発展した現代社会の中で、どうやって私たちが科学・技術との折り合いをつければよいかということを考えるひとつのきっかけとなるでしょう。実践例をご紹介いただきながら、みなさまと語りあいたいと思います。

開催日 : 2008年12月 5日(金)18:00~19:45
会場 : せんだいメディアテーク
五十嵐准教授は、都市・建築理論を研究し、建築物を街や社会を創り上げるひとつの要素として捉え、都市や景観についての批評を展開されています。2008年9月に開催されるヴェネツィアビエンナーレ建築展では、日本館のコミッショナーも務めていらっしゃいます。
平川准教授は、目覚ましい科学の発展によって社会との間に起きている諸問題(例:遺伝子組換作物論争)について、「市民」が議論に参加するために必要な仕組みや、彼/彼女らの意見を政策決定に反映する方法について研究を行っていると同時に国や地方自治体の審議会の委員などもされています。
コーディネータの長神准教授は、科学と社会との間をつなぐための、イベントや展示などの制作に携わるサイエンスコミュニケーターとして活動し、現在は、東北大学の脳神経科学のプログラムに広報・コミュニケーション担当として参画しています。