2000年初頭に米国大統領による国家ナノテクノロジー計画の発表があり、現在グリーンテクノロジーが連日新聞を賑わしています。前者は高度情報化社会の実現に向けた基盤技術であり、後者はエネルギー消費効率が高く、二酸化炭素排出が少ない社会の持続的発展を目指すものです。どちらの技術においてもナノ炭素材料の活躍が期待され、2010年度のノーベル物理学賞がグラフェン研究に授与されたことからも分かるように、近年炭素原子が熱い注目を集めています。今回のサイエンスカフェでは、炭素原子のみでつくられたダイヤモンド、黒鉛、グラフェン、カーボン・ナノチューブ、ダイヤモンドライク・カーボンなどのナノ炭素材料について優れた特性と応用について紹介し、原料は同じ炭素原子なのにどのようにしてこれらをつくり分けるかを一緒に考えていきたいと思います。

開催日 : 2012年11月17日(土)13:30~15:15
会場 : 山形テルサ アプローズ
ポスター(PDF 376.5 KB)
1954年生まれ。東根市出身。東北大学多元物質科学研究所教授。73年山形県立山形南高等学校理数科卒業、77年東北大学理学部物理第二学科卒業、82年同大学院理学研究科物理学専攻博士課程単位修得退学、東北大学電気通信研究所助手、東北大学科学計測研究所助教授、東北大学多元物質科学研究所准教授を経て2010年より現職。固体表面動的過程のリアルタイム計測に基づく機能性材料の創製と表面ナノプロセスの開発を行なっている。