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末期肺がん患者にも有効な分子標的治療(特定の体細胞変異に基づく個別化治療が広がる)

 肺がん末期で体力が低下した患者には、これまで積極的治療は困難とされ緩和ケアのみが推奨されてきました。このたび東北大学大学院医学系研究科呼吸 器病態学分野の貫和敏博教授を中心とした研究グループは、日本人や東洋人に多く肺がん全体の約20%と想定される、EGFR遺伝子変異という特徴を有した 非小細胞肺がん患者に対して、分子標的薬ゲフィチニブ(商品名イレッサ)が高い確率で有効であり、全身状態の改善および生存期間の延長に寄与することを明 らかにしました。
  本成果は、米国臨床腫瘍学会の機関誌であるJournal of Clinical Oncology 電子版に2月17日付けで掲載され、Editorialでも好意的に解説されています。

プレスリリース(20090225.pdf

問合せ先: 東北大学大学院医学系研究科 呼吸器病態学分野
教授 貫和 敏博 (ぬきわ としひろ)
電話番号:022-717-8539
Eメール:toshinkw@idac. (※...tohoku.ac.jp)

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