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超強磁場X 線分光実験の世界記録を抜本的に更新

東北大学金属材料研究所の野尻浩之教授、東京大学物性研究所の松田康弘准教授、日 本原子力研究開発機構の稲見俊哉博士、高輝度光科学研究センターの鈴木基寛博士、 九州大学大学院理学研究院の光田暁弘准教授らの共同研究グループは、元素ごとの磁 性を調べるX 線磁気円二色性(XMCD)分光法と呼ばれる手法において、こ れまでの世界記録を抜本的に塗り替え、地磁気の約100 万倍の40 テスラという超強磁場下での実験を実現しました。

このことは、開発した強磁場XMCD 分光法が様々な物質の特異な磁気特性の解明に強力な手法であることを物語ってお り、著名な学術誌であるPhysical Review Letters に掲載される予定です。今後この手法 は、新型磁気メモリや磁気センサのための新しい磁気材料の設計・開発にも大きく貢 献すると期待されています。

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