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種の形成、秘密は『性染色体』にあることを日本産トゲウオで証明

生物多様性の喪失は現在急速に進んでおり、多様性の進化維持機構を解明することは世界的な課題である。しかしながら、ダーウィン生誕200年を迎えた今年でも、種が形成される遺伝的機構については多くが明らかになっていない。このたび、東北大学大学院生命科学研究科生物多様性進化分野の北野潤助教らは、性染色体の変化が、日本海で新たな魚の種を形成させたということを発表した。性染色体が種の起源に重要ではないかとする仮説や傍証はこれまでにも提唱されていたものの、北野助教らの研究は、この仮説を野外動物で実証したものとして高く評価され、9月27日のネイチャー電子版に掲載される。

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