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ブドウの食品機能の多様性を生み出した酵素進化のシナリオ

 大学院工学研究科の中山 亨教授の研究グループは,サントリー,サントリー生物有機科学研究所,新潟薬科大学,立命館大学との共同研究により,ブドウの生理活性フラボノール配糖体の糖部分の違いが生まれる原因を,これらの化合物の生合成に関わる酵素の機能進化との関連で明らかにしました. 

 本研究成果は,植物科学分野で最も権威のある学術誌The Plant Cell誌(5年インパクトファクター,10.679)の2010年8月6日オンライン版で公開されました.

今回の研究成果は,脂溶性生理活性物質を異なる糖で自在に修飾するために必要な酵素の分子設計のための情報を提供することとなりました.また,VvGT5やVvGT6などの遺伝子の同定は,ヒトの健康成分に富むブドウの育種においても,今後,重要な手がかりを与えていくものと思われます.

 

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[問い合わせ先]
東北大学大学院工学研究科 教授 中山 亨
Tel: 022-795-7270
E-mail: nakayama*seika.che.tohoku.ac.jp ( * を @ に置き換えてください)
研究室ホームページ:http://www.che.tohoku.ac.jp/~seika/index.html

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