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セメントが金属のように電気をよく通すようになる機構を解明 -カゴの中の自由電子を直接観測-

東北大学原子分子材料科学高等研究機構の相馬 清吾助教と高橋 隆教授、および東京工業大学フロンティア研究機構の細野 秀雄教授らの研究グループは、石灰とアルミナから構成されるセメント化合物12Ca0・7Al2O3(C12A7)が、金属となるメカニズムを明らかにしました。C12A7は、資源の少ない希少元素注1)を用いることなく、他のありふれた元素を用いて新機能材料を実現することで、希少元素の資源問題の解決を目指す元素戦略注2)の契機となった物質です。今回の金属化メカニズムの解明により、C12A7をモデルケースとした新材料開発が更に進展していくことが期待されます。 本研究成果は、日本物理学会誌Journal of the Physical Society of Japanの注目論文に選ばれ、平成22年9月27日にオンライン電子版で公開されます。

 

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[問い合わせ先]

相馬 清吾

東北大学 原子分子材料科学高等研究機構 助教

Tel:022-795-6477, FAX: 022-795-3104

E-mail:s.souma*arpes.phys.tohoku.ac.jp  (* を @ に置き換えてください)

 

高橋 隆

東北大学 原子分子材料科学高等研究機構(大学院理学研究科兼任) 教授

Tel:022-795-6417, FAX: 022-795-3104

E-mail:t.takahashi*arpes.phys.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えて下さい)

 

細野 秀雄

教授 東京工業大学 フロンティア研究機構(応用セラミックス研究所兼任) 教授

Tel:045−924-5359, Fax:045−924-5339

E-mail:hosono*msl.titech.ac.jp (*を@に置き換えて下さい)

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