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世界で最も鮮明な惑星誕生現場の画像~巨大惑星が描く円盤の模様を写す~

国立天文台および大学の研究者からなる国際研究チーム SEEDS プロジェクトは、すばる望遠鏡と最新の観測装置を用いて、「ぎょしゃ座 AB 星」など、年齢100万年程度の若い星の周囲を観測し、惑星が生まれる現場である「原始惑星系円盤」のこれまでにない詳細な構造を解明することに成功しました。

観測結果からは、偏心したリング構造やギャップ構造などの存在が明らかになりましたが、これらは、太陽系程度の大きさの領域ですでに惑星が形成されつつあり、その影響が円盤のかたちに反映されていることを示しています。

 

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すばる望遠鏡と観測装置 AO188 および HiCIAO を用いて得られたぎょしゃ座AB型星の画像(疑似カラー)。中心にある恒星は、「コロナグラフ」という仕組みで隠されている。下段は上段図の中心部を拡大し、その構造を示したもの。1天文単位は太陽ー地球間の平均距離に相当する。

 

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[問い合わせ先]  

理学研究科天文学専攻  山田亨

 電子メール yamada*astr.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

国立天文台  橋本淳

 電子メール jun.hashimoto*nao.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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