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地球のマントルは化学組成の異なる 2 層構造だった!― 地球科学の定説覆す ―

東北大学大学院理学研究科の村上元彦准教授(比較固体惑星学講座)は、高輝度光科学研究センターの大石泰生主幹研究員、平尾直久研究員、東京工業大学、海洋研究開発機構の廣瀬敬教授との共同研究で、100 万気圧および2500 度を超えるような地球深部に相当する極限的超高圧力高温条件において地球のマントル鉱物の高精度弾性波速度測定に世界で初めて成功し、マントルが上部と下部で化学組成の異なる2層構造であることを突き止めました。この結果は、マントルの化学組成は均一である、というこれまでの地球科学の定説を覆すもので、従来考えられていた地球内部の基本構造、および形成と進化の歴史に根本的な見直しを迫る非常に重要な成果であるといえます。本研究成果は、英国科学誌「Nature」に受理され、平成 24 年5 月3 日発行のオンライン版に発表されました。

 

 

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(お問い合わせ先)

東北大学大学院理学研究科地学専攻

比較固体惑星学講座担当:准教授 村上元彦(秘書 高橋陽子)

電話番号:022-795-5789 (村上), 022-795-6662 (高橋)

電子メール:motohiko*m.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

Web ページ:http://epms.es.tohoku.ac.jp/minphys/murakami

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