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多能性幹細胞を生殖細胞にスイッチする分子機構

 私たちは、転写制御因子Maxの発現を人為的に抑制することにより、多能性幹細胞の ES細胞が短時間で生殖細胞特異的な遺伝子群を発現する細胞に変化することを発見しました。Maxの機能低下が多能性幹細胞を生殖細胞に変化させるスイッチのひとつとして働いていることがわかりました。この研究による成果は、多能性幹細胞から直接的に生殖細胞を誘導する新たな技術につながり、将来的には産業動物の育種や絶滅危惧種の保全や増殖といった、様々な応用が期待できます。本研究結果は、4月23日付でNature Communications誌電子版に掲載されました。

 

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東北大学加齢医学研究所 
医用細胞資源センター 松居靖久
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