平成25年7月29日～8月9日にかけて、東北大学日本語サマープログラム (Tohoku University Japanese Program: TUJP) を開催しました。

TUJPは、近年、本学の海外協定校から多くの要望が寄せられていた、日本語の学習および日本文化等の体験に特化したショートプログラムです。また、本学学生と協働して行う問題解決型プロジェクトワーク、一般家庭でのホームステイや被災地でのボランティア活動を体系的に組み合わせ、より高い学習効果が得られるよう構成されています。

初めての開催となった本年は、短期間での募集にも関わらず、8か国・地域の協定校から23名の留学生が参加しました。参加学生は、日本語学習のほか、日本の社会・経済からアニメ史等に関する幅広い講義を受講したほか、座禅、生け花、日本料理等を体験し、その理解を深めました。

石巻市でのボランティア活動中には、震度5強を観測する地震があり、関係者に緊張が走りましたが、現地受入先の冷静かつ迅速な対応により、初めて地震を体験することとなった学生も、円滑に避難をすることができました。また、図らずも、地震の怖さと災害対策・対応の重要性を知る機会にもなりました。

プログラム閉講式では、留学生を受入れたホストファミリーも多数駆けつけ、別れを惜しむとともに、参加学生からは再来日や本学への長期留学への意欲などの声が多く聞かれました。

TUJPは、本学への長期留学に対する動機付けも目的としており、このプログラムを通じて今後の交流促進が期待されます。

[問合せ先]
教育・学生支援部留学生課
TEL　022-795-4816
E-mail　tujp*bureau.tohoku.ac.jp（*を@に置き換えてください）