本文へ
ここから本文です

東北大学サイバーサイエンスセンター新棟竣工および新スーパーコンピュータシステム導入披露式典を開催しました

平成27年2月20日(金)、東北大学サイバーサイエンスセンター(以下、本センター)において、新棟竣工および新スーパーコンピュータシステム導入披露式典を開催しました。これは、新スーパーコンピュータシステム導入に合わせて建設が進められていた新棟の竣工および新スーパーコンピュータシステムを正式に運用を開始したことを記念して開催されたものです。

本センターは、これまで、学術界および産業界で年々大規模・高精度化するシミュレーション解析に対応するため、最先端コンピュータシステムを整備し、優れた利用環境の開発に努力してまいりました。この度、更なる処理能力の要求に応えるべく、これまで運用していたSX-9の20倍以上の性能を有する新型ベクトル型スーパーコンピュータ「SX-ACE」(NEC製)を導入し、平成27年2月20日から全国の研究者・技術者の皆さまへの提供を開始しました。

サイバーサイエンスセンター新棟(左)

新スーパーコンピュータシステム

この新スーパーコンピュータシステムは、我が国をはじめ、米国、中国などのフラグシップスーパーコンピュータの3倍〜10倍となる世界最高の性能効率を、極めて省電力で達成できることが明らかになっています。

また、本センターは被災地にある拠点大学として防災・減災の取り組みにも力を入れており、災害科学国際研究所等と共同し、この新システムを利用することにより、大規模地震に伴って発生する津波浸水被害をリアルタイムで評価・分析する「リアルタイム津波浸水予測システム」の研究開発にも取り組んでいます。

式典では、榎本剛文部科学省研究振興局参事官(情報担当)をはじめ、里見進総長、各大学の基盤センターや関連する機関、NECの来賓の方々ら約100名にご出席いただき、式典後には新棟に設置された新スーパーコンピュータシステムを見学いただきました。

続いて開催された記念講演会では、宇宙航空研究開発機構教授・一般社団法人HPCIコンソーシアム理事長の藤井孝藏氏、ドイツ シュトゥットガルト大学高性能計算センター長のMichael M. Resch氏、およびNEC執行役員常務の庄司信一氏より、それぞれご講演いただきました。

引き続き、講演会の後に開催された祝賀会では、青木孝文副学長のご発声で乾杯を行いました。終始和やかな雰囲気の中で、学内外からスピーチをいただき、盛況のうちに閉会しました。

里見進総長の挨拶

見学会の様子

問い合わせ先

東北大学情報部情報基盤課総務係
E-mail:som*cc.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

このページの先頭へ