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スウェーデン・リンショーピン大学の来訪

2018年3月22日(木)、スウェーデン・リンショーピン大学のマリア・エンゲルマルク国際交流課長を代表とする5名が本学を訪れ、山口昌弘副理事(国際交流担当)と面談を行いました。一行は、日本とスウェーデンの国交樹立150周年を記念したセミナーへの出席および視察のため宮城県を訪問したエステルヨートランド県のエリザベス・ニルソン知事を筆頭とする代表団メンバーとして来仙し、本学を訪問しました。

1969年創立のリンショーピン大学は、約27,000名の学生を擁し、特に、材料科学、情報技術分野などにおける学際的研究、産学連携などで世界トップレベルの研究が行われている大学で、本学の文学研究科及び工学研究科と部局間協定を締結しています。

懇談において、山口副理事は一行の来訪を歓迎し、スウェーデンと本学の交流について触れながら、本学の概要を紹介しました。エンゲルマルク国際交流課長は、国際的に開かれたリンショーピン大学の概要を説明するとともに、学生および研究者交流の更なる活性化への希望を述べられ、今後、両校の更なる学術および人的交流を進めることで、意見が一致しました。

この懇談には、工学研究科から新田淳作教授、吉見享祐教授、サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター(CYRIC)の田代学教授、電気通信研究所の栗木一郎准教授が同席しました。

山口副理事との懇談後、一行は専門分野別で2つのグループ(材料科学とビジュアリゼーション)に分かれて訪問・視察を行いました。

Visualisation Center所長のアンダース・イーネマン教授をはじめとする3名は、CYRICを訪問し、田代教授、栗木准教授、医学系研究科(現:工学研究科)の志田原美保講師と意見交換を行いました。イーネマン教授は、自身が開発に関わったmedical visualization tableなどスウェーデンにおける最先端の画像解析手法に加え、プログラム開発、低被曝CTやreal time fMRIなどの最新の応用技術の実例について紹介しました。田代教授、栗木准教授からは、施設紹介とビジュアリゼーション教育の現況に加えて、分子イメージングや視覚科学に関する最新の研究成果について紹介がなされた後、可視化技術などについて活発な意見交換が行われました。意見交換の後は、田代教授の案内で同センターのPET装置等の最新設備を視察しました。

一方、物理・化学・生物学科長のウルフ・カールソン教授はエンゲルマルク国際交流課長と工学研究科・工学部 マテリアル・開発系の新田教授、吉見教授と意見交換を行いました。新田教授からは、本学における材料分野の研究者、研究所紹介のほか、交換留学制度などを利用した外国人学生受入のシステムなどについてのプレゼンが行われたほか、スピントロニクスに係る自身の研究紹介も行われました。カールソン教授からも自身の研究分野に触れつつ、リンショーピン大学における材料分野研究がスウェーデンで最も高い評価を受けていることも紹介され、エンゲルマルク課長からは、現在の部局間協定を大学間協定へとレベルアップさせることについて言及されるなど、今後、両校の国際共同研究に向けて更なる交流の進展が期待されます。

1. 山口副理事と面談後集合写真

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2. 田代教授による設備の説明

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3. サイクロトロン・ラジオアイソトープセンターにて

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4. ウルフ・カールソン教授による研究紹介

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5. 材料系ツアー集合写真

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問い合わせ先

国際交流課 TEL022-217-4844

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