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計算材料学センターセミナーシリーズ「スパコンプロフェッショナルNo.12」(4/25開催)

ポスター

計算材料学センターでは、スーパーコンピュータの応用事例を紹介すべく、金属材料研究所で行われている研究テーマに近い話題を選んで、シリーズでセミナーを開催しております。
具体的には、結晶、磁性、表面・界面、欠陥、照射損傷、アモルファス、半導体、超伝導体など幅広い分野から話題を選び、世界的にも著名な先生方にご講演をお願いしております。
今回はその12回目となります。

日時:2018年4月25日(水)14:00 - 15:30

会場:東北大学金属材料研究所 2号館1階ラウンジ
※場所の詳細は添付のポスターをご覧下さい。

・タイトル:マルチハイブリッドシミュレーションによるプラズマ-物質相互作用現象への挑戦
・講演者:伊藤篤史(自然科学研究機構 核融合科学研究所 准教授)
・その他:事前申し込みは不要です。皆さまのご参加をお待ちしております。
・講演内容について

プラズマと材料物質の相互作用は、プロセッシングや薄膜堆積といったナノ物質加工から、プラズマを閉じ込める核融合炉内壁まで共通して起こっている現象である。

プラズマにさらされる材料物質の研究では、一般的なナノ物質研究と同様の分子動力学や密度汎関数理論計算が有効である。一方で、プラズマはその希薄さゆえに材料への入射頻度が非常に低く、実験では数十秒以上のプラズマ照射が必要である。これに対して、昨今では計算機上で再現できる空間スケールは十分になりつつも、再現できる時間スケールが足りない点はナノ物質研究の共通課題である。我々は、分子動力学に加えて、動的モンテカルロ法、二体衝突近似法といった複数の手法をハイブリッド化することで、原子スケールの運動を追いかけつつも数十秒のプラズマ照射を達成する手法を開発した。

本講演では、シミュレーション研究の視点から、プラズマ-物質相互作用現象の魅力を紹介したい。

問い合わせ先

東北大学金属材料研究所計算材料学センター
TEL 022-215-2411
E-mail: ccmssecr*imr.tohoku.ac.jp (* を@に変えてください)
URL:http://www.ccms.imr.tohoku.ac.jp/Jpn/

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