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元総長 西澤潤一先生のご逝去に伴う総長コメント

西澤潤一元総長の訃報に接し、東北大学の教職員を代表して心からご冥福をお祈りいたします。

西澤潤一先生は、平成2年に第17代総長に就任され、平成8年まで6年間本学の長期的なキャンパス整備計画や大学改革の推進など強力なリーダーシップを発揮され、現在の本学の礎を築かれました。

本学では、昨年、農学研究科・農学部の青葉山新キャンパスへの移転が完了し、既に設置された研究科、研究所とともに、本格的に同キャンパスでの教育研究活動が始まりました。この青葉山新キャンパスへの移転は、西澤潤一先生のご英断があって始まったものです。

西澤潤一先生は研究者として、高周波特性と高耐圧特性に優れた日本発の半導体デバイスとしての静電誘導デバイスの発明、光通信の3要素である半導体レーザー、集束性光伝送路及びpinフォトダイオードの発明をはじめとして広く社会の基盤となる成果を上げてこられました。このようなご功績から、昭和58年には文化功労者の顕彰を受けられ、平成元年には文化勲章を受章されています。

また、西澤潤一先生は、総長ご就任前には、本学電気通信研究所の所長として教育研究を推進されるとともに、本学総長ご退任後は、岩手県立大学長、首都大学東京学長を歴任されるなど、日本の高等教育に大きな足跡を残されました。

総長ご退任後にあっても、西澤潤一先生は、我々東北大学教職員・学生のよすがともいうべき存在であり、私も総長就任後、様々な課題や取組についてご指導賜りたいと思っていたところでした。

このたびの訃報に接し、東北大学の大きな支えを失い誠に哀惜の念に堪えません。改めて今日の東北大学の発展へのご功績に深く感謝いたします。

東北大学総長 大野 英男

問い合わせ先

総務企画部総務課
TEL:022-217-4807

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