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故 西澤潤一先生 追悼の会を開催しました

平成30年10月に92歳でご逝去された東北大元総長、西澤潤一先生の追悼の会が、12月16日(日)にウェスティンホテル仙台で開催されました。本学や政財界の関係者、一般市民の方々約800名が参列し、故人の冥福を祈りました。

「ミスター半導体」と呼ばれ多くの人に敬愛された西澤先生は、半導体や光に関する研究活動で科学技術史に燦然と輝く功績を残されるとともに、教育者として、数多の素晴らしい人材を世に送り出してこられました。また、学内では、昭和58年に第9代、平成元年に第11代と2度にわたり電気通信研究所の所長を務められたほか、平成2年に東北大学の第17代総長にご就任。青葉山新キャンパスへの移転計画の取りまとめなどに尽力され、その後の東北大学の発展の礎を築かれました。

多くのすぐれた業績に対し、文化勲章(平成元年)、勲一等瑞宝章(平成14年)など数々の賞を受賞されたほか、国外でも米国電気電子学会(IEEE)で、ジャック・A・モートン賞(昭和58年)およびエジソン・メダル(平成14年)を受けられ、またその功績を記念してジュンイチ・ニシザワ・メダルが創設されています。さらに、産学官連携のもと、地域産業の振興や新産業の創出を推進されるなど、ふるさと仙台、宮城、そして東北の発展にも情熱を傾けられました。その卓絶した功績を称え、仙台市名誉市民(昭和59年)、宮城県名誉県民(平成2年)の称号が贈られております。

そのような西澤先生の多岐にわたる多大な業績を反映し、追悼の会は、本学や宮城県、仙台市など23団体による実行委員会の主催となりました。当日は、村井嘉浩宮城県知事、郡和子仙台市長をはじめ、地元政財界や大学の関係者が参列し、西澤先生とのお別れを惜しみました。本学の大野英男総長は、「眞理はすべて実験室にありて机の上には在らず」という西澤先生のお言葉を紹介し、「先生が体現された『研究第一主義』『門戸開放』『実学尊重』の理念・精神・伝統を継承し、人類社会の発展に貢献してまいります」と追悼の言葉を述べました。

問い合わせ先

故 西澤潤一先生追悼の会実行委員会
(事務局:東北大学総務企画部総務課)
TEL:022-217-4807
E-mail:gen-som*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください。)

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