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地球温暖化が中部日本山岳地域の豪雪をより強く 〜将来の寒波がより強い豪雪を引き起こす可能性を明らかに〜

【発表のポイント】

  • スーパーコンピュータで大規模な温暖化予測を実施し、産業革命から2度/4度昇温時の極端な降雪現象である「豪雪」を詳細に解析した。
  • 温暖化によって、日本海側の中部日本山岳地域では豪雪がより強まる。
  • 現在よりも強い豪雪が起こる成因は、相対的に寒波が強まること。

【概要】

東北大学大学院理学研究科の佐々井崇博助教らの共同チームは、スーパーコンピュータ上で大規模な温暖化予測を行い、豪雪を詳細に解析しました。その結果、日本海側の中部日本山岳地域では、温暖化すると現在よりも強い豪雪が起こりうることがわかりました。これは、「気温上昇によって空気に含まれる水蒸気が増えること」に加え、「温暖化に対する寒気の昇温度合いが小さいことで、相対的に寒波が強まる」ためです。今後、豪雪の対策など、気候変動の適応策を進めるためにも、空気に含まれる水蒸気や寒波の長期変化のさらなる解析を進めていくことが重要です。

詳細(プレスリリース本文)PDF

問い合わせ先

(研究に関すること)
東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻
助教 佐々井 崇博(ささい たかひろ)
電話:022-795-5552
E-mail:taka.s.h.g*gmail.com(*を@に置き換えてください)

東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻
教授 山崎 剛(やまざき たけし)
電話:022-795-5781
E-mail:yamaz*tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

(報道に関すること)
東北大学大学院理学研究科
広報・アウトリーチ支援室
電話:022-795-6708
E-mail:sci-pr*mail.sci.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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