インタビュー東北大学


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Interview-P.04

時代の転換点


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今は時代の大きな転換点にあるような気がしますが、どのように捉えら れていますか?

 脳を使わなくなっている時代だと思います。脳の退化の時代ですね。その歴史的な時点にいます。 真剣に考えないといけない問題ですね。 物質的な豊かさにもくじけ、へたすると今のままでは精神的な豊かさも訪れないかもしれません。

時代に対する危機意識ということですか?

 子供の教育に対してはそうですね。大人に関しては今の時代を作ったのは自分たちの責任ですから、朽ちていっても仕方ないですが・・・。子供達は、噛む力が弱くあごが小さかったり、体型も変化しており、大局的な観点でみると背筋が寒くなります。その辺を高校生に知って欲しいです。

4月から国立大学法人となった東北大学が目指すべき方向をどう思われますか?

 社会との接点、貢献が大学に大きく求められるので、自分達の基礎的な研究成果を社会に出すことをしなければならない。しかし、そこに気を取られ基礎研究がおろそかになると大学が薄っぺらくなっていくので、上手にチームを使い分けるということが大切です。教授たるものの手腕が問われる時だと思います。 東北大にはそういうパワーがあると思いますが、 そうですね。

  工学部は産学連携のきっちりとした根があります。産学連携には伝統がすごく大きな存在となり、それが産学連携には不可欠な要素であることを体験しました。独法化した後、伝統というものがすごく伸びる要素となります。 医学と工学の結びつきができていますが・・・ 工学のほうが医学に歩み寄ってきています。社会に役立つ成果も出ています。

工学は今まで技術革新、大量生産に力をいれてきましたが。これからは、やり方をかえていかなければならないのではないでしょうか?

 工学者が医学部と連携し、人を知ることによって、本当にオーダーメイドの物が作られていくという時代となると期待しています。



受験生・学生・社会人へのメッセージ

受験生、学生、社会人へのメッセージをお願いします。

 学生達には、一度でいいから「人は何処からきて何処へいくのか」という命題を考えて欲しい。それが自然科学や人文科学など全ての学問の源泉となる考えです。そしてそれは絶対解けない命題です。しかし、その大命題を解くヒントが大学にあるということを知って欲しい。
  受験生には、東北大学って入ってきただけの価値があるぞ、大学というのは面白いところだぞ、入った先は広々として楽しい学問がたくさんあるのだということを知ってほしいですね。どのような知的な欲求も受け止める懐の広さがある大学です。
  社会人には月並みですが、東北大学には何でもあるので、おそらく社会で自分が疑問に思っていることは確実に大学の中に答えがあります。気楽に相談して欲しいですね。

企業に対してはどうでしょうか?

 窓口として常に開放していますし、私が所属する未来科学技術センターを中心に遠慮なく相談にきてほしいですね。

最後に、川島先生がアクティブに仕事されている原動力は何でしょうか?使命感でしょうか?

 学問への興味だけですね。少なくとも、大学人のエネルギーはそうじゃなければならないと思います。


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