Interview-P.03
これからの研究目標
これからの研究目標 ・これからどのような研究を発展させていかれようとしていますか?
産官学連携によって進められている、いろいろなナノテクノロジー支援プロジェクト、独立行政法人科学技術振興機構(JST)の創造科学技術推進事業などに参加し、文部科学省の基礎研究、基礎からの中間的応用研究まで幅広く研究をしたいと思います。
金属ガラスに将来性があるということから世界的競合も始まっていると思いますが。
1988年から1993年までの5年間は、この種の研究はどこもやっていなくて、我々にとっては佳き時代でしたが、反対に不安でもありました。我々は注目されるべき成果と思っていたのに、全然反応がなかったのです。本当は我々の論文は外国で全部追試されていたというのは後で分かったのですが、アメリカでは我々の論文の追試だけで研究者がワシントンに行って予算をもらって本分野の研究をスタートさせていたことも後で分かりました。その間の5年間は我々のグループ以外、世界のどこからも論文が出ませんでしたね。
1993年にアメリカのグループが違う材料を出しましたが、今はアメリカ、韓国、EU、東欧、中国等で金属ガラスの研究はものすごく盛んですね。
東北大学でパテント(特許)をとった部分も相当あると思いますが。
大部分の特許は企業と共願あるいは独立行政法人科学技術振興機構を通して取得しています。一番最初の応用製品はゴルフクラブのフェース材料です。大きな反発性がありますから飛距離を伸ばすことができました。テニスのラケットのフレームやいろいろな磁性材料など、多様な用途があります。強度があり、たわみやすいですから圧力センサー的なもの、またすごく薄いチューブなんかを作ると、感度のよい液体や気体の質量流量計に使えますので、用途は多様です。
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