Staff Activity理(ことわり)の解明

板谷 謹悟 教授

 東北大学工学部工学研究科 応用化学専攻
 化学COE事業推進担当者
 COE無機化学グループリーダー


「固液界面」の化学反応の解明に道を開き
 2003年11月3日 
紫綬褒章受章

 

板谷謹悟教授写真

マーク紫綬褒章受章に関する一問一答マーク

Q1:紫綬褒章を受章されたときのご感想をお聞かせ下さい。

今までは、比較的高齢な先生が受章されてきましたので、56歳の私が受章したことは、大きな驚きと共に、今後の研究活動に対して、更なる重責を担う事になると思いました。

Q2:受賞にいたるまでの経緯をお聞かせ下さい。

走査型トンネル顕微鏡はIBMの2名の研究者が発明したものであり、1986年にノーベル物理学賞を受賞しました。

私は、1984年頃より本装置が液体中でも動作可能と直感し、装置本体の設計、電子回路の設計を何度も行い、4号機目で世界で初めて、1988年に白金単結晶表面を硫酸水溶液中で観測に成功しました。全て、自作であり、振動の少ない夜中に実験を行いました。この成果が認められ、1992年より5年間行った創造科学技術推進事業「板谷固液界面プロジェクト」は総額約20億円の研究でした。現在では、この装置の無い電気化学の研究室は皆無なほどに普及しております。

Q3:具体的には、日常生活のどのような部分に活用が期待されるでしょうか。

各種燃料電池用触媒の探索、分子で構成されるデバイス、集積回路の作製、磁性体、記憶媒体、等その応用分野は多岐に渡っております。

Q4:最後に、今後の抱負をお聞かせ下さい。

紫綬褒章を受章しました以上、更なる研究の発展に寄与し、ひいては、社会福祉に貢献したいと考えています。

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