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コントラクトブリッジクラブ
Student Activity No.018 コントラクトブリッジクラブ

 コントラクトブリッジというトランプ遊びをご存じですか。サマセットモームがこよなく愛し、その前身となったホイストという遊びは、サンドイッチ伯爵が食事の時間も惜しいほど夢中になって “サンドイッチ” という軽食をうみました。麻雀に似たセブンブリッジとは全く異なり、むしろページワンや、ツーテンジャック、ナポレオンに似たゲームです。
  4名で、向かいあった者同士が味方となり、52枚のカードを一人13枚持って一枚ずつ出し、強いカードの人が4枚一組を獲得します。予め、何を切り札にすれば何組取れるかを約束(コントラクト)し、約束(以上)が履行できれば約束したペアに得点が、約束ほどには取れなければ相手ペアに得点が入ります。麻雀より運の入る要素が少なく、確率論の知識や数学的思考も要求される知的なゲームです。
  最近スポーツでグランドスラムという言葉をよく耳にします。主要大会全部を優勝することや満塁ホームランなどに使われますが、これは元々ブリッジで、予め全部取ると約束して全部の札を取りきることです。

 コントラクトブリッジは、チェスと並び、世界的に大変メジャーなゲームです。外国の新聞には、日本の将棋・囲碁欄と同じように、ブリッジとチェスのコーナーが必ず掲載されています。
  日本では、社団法人日本コントラクトブリッジ連盟を中心に競技人口は10万人程度ですが、高松宮杯、外務大臣杯などの大きな大会も開かれています。本学コントラクトブリッジクラブ出身者も、外務大臣杯での優勝するなど、大いに活躍しています。

 そのコントラクトブリッジクラブは、 1967年に、故渡利千波名誉教授を顧問として、川内サークルとして創設されました。現在は、学友会の準加盟組織で、今年の部員は11名です。
  このところの活躍はめざましく、2005年のパシフィックアジア選手権ユースの部に2人が日本代表として出場。優勝して、世界選手権に進みました。
  そして今年、3年連続でパシフィックアジア選手権に出場することとなりました。理学研究科前期課程の志賀元明、工学部3年横井大樹、理学部3年中村和宏の3名です。日本コントラクトブリッジ連盟による強化合宿や2度の選抜試合などを通じて選ばれたものです。

 選手権は、インドネシアのバンドンで、国別対抗戦の形で日本、シンガポール、台湾など8カ国・地域の対抗戦として、6月3〜13日に総当たり戦形式で行われます。上位3位に入れば世界選手権出場となりますが、今回は、世界ブリッジ連合(本部パリ、130の国・地域が加盟)がチェス、囲碁、チェッカーの国際団体と共同で開催準備中の、4年に一度の「頭脳スポーツ五輪」北京大会に参加することになる予定です。

 一つの大学から3名もが出場する例は他になく、本人たちは「チームワークの良さを発揮し、最高の結果を出したい」とはりきっています。皆様の応援をお願いします。

(顧問:鈴木陽一) 

2007/6/13掲載
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