国際化環境整備

1. 国際交流サポート体制強化

「一流の留学生・研究者を招へいするための一流の支援体制」を実現するため、外国人留学生・研究者への情報提供及び受入れ・生活適応支援を一元的・包括的に行う「国際交流サポート室」を2014年度に設置しました。
国際交流サポート室では、在留資格認定申請業務などワンストップサービスを提供することで、優秀な留学生・研究者への支援の均一化・質の向上を図っています。

2. 国際情報発信力の強化

研究成果、研究者、施設、イベントなど本学に関するあらゆる事柄を海外向けのコンテンツで広報し、海外における本学の認知度と好感度を向上させること等を目的として、2014年、国際広報センターが発足しました。本センターには国際広報専任スタッフが配置され、海外向けウェブサイトを基軸に独自取材による質の高い英文記事を発信しています。
2015年4月、1万人の科学ジャーナリストが登録するオンラインニュースサービスEurekalertを、アジア・ヨーロッパへの研究情報発信のためにAsia Research SeaおよびAlphaGalileoの利用を開始し、研究に関するプレスを素早く海外に拡散しています。
学内向けには英語版プレスリリースマニュアルを公開し、各教員が英語でのリリースを手軽に行えるようにサポートをしています。
英語版ソーシャルメディアはFacebook、Twitter、Instagram、LinkedIn、YouTubeの5種を開設しており、フォロワーの総数は3万6千人以上に及んでいます(2020年9月現在)。外国人スタッフらの目線でピックアップした映像コンテンツを取り入れ、英語版プロモーションビデオを制作するなど、ソーシャルメディアの訴求力を最大限に活用し、大学の魅力を積極的に発信しています。

3. 事務職員英語対応力強化

東北大学では、「スーパーグローバル大学創成支援事業」において、平成35年度までに外国語力基準(本学ではTOEIC700点)を満たす事務職員の割合を15%程度に引き上げることを目標としています。
そのため、事務職員の英語対応力の維持・向上に努めるための環境整備として、TOEIC団体受験を実施し、事業の中間評価(平成29年度)を見据え、平成28年度までに全事務職員が必ず1度は受験を行うことを基本方針としています。
また、国際的業務の必要性に対する意識の醸成を図るとともに、海外大学における事務の役割や働き方に接することで、多角的な視野や考えを身に付けることを目的として、事務職員を対象とした海外研修を実施しています。