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東北大学「社会にインパクトある研究」シンポジウムを開催しました

東北大学は3月12日、仙台国際ホテルを会場に東北大学「社会にインパクトある研究」シンポジウム『持続可能な社会を支える「資源循環」と「ものづくり」』と題したシンポジウムを開催し、市民、官公庁、企業及び大学関係者など約130名が参加しました。

東北大学では、東日本大震災直後よりスタートさせた復興プロジェクトを通じて醸成された「社会と共にある大学」というアイデンティティを基盤として、平成27年7月より社会課題を解決するための全学から部局の壁を越えて研究者を集結した「社会にインパクトある研究」を開始しています。今回のシンポジウムは、「社会にインパクトある研究」の30プロジェクトのなかから、「資源循環」と「ものづくり」に焦点を当てたプロジェクトの理念、取組みを紹介し、持続可能な社会の実現に向け、来場者それぞれにも消費者として何ができるかを考えてもらうきっかけになることも目指し開催されました。

東北大学の大野英男総長による開会挨拶に続いて、経済産業省産業技術環境局の山本恭太課長補佐(容器包装リサイクル法担当)に来賓挨拶をいただきました。また、原 信義理事(社会連携・震災復興推進担当)が、『東北大学「社会にインパクトある研究」の概要』と題して講演し、続いて、基調講演として日本環境設計株式会社の髙尾正樹代表取締役社長が不要となった衣服のリサイクル・リユースを初めとした同社の資源循環の取組みの紹介や持続可能な社会の実現に向けた消費者行動変革の必要性について「無駄を富に変える~消費者行動を変えて叶えるサステナブルな社会~」と題してご講演いただきました。さらに、レアメタル・グリーンイノベーション研究開発センターの杉本諭センター長からは「資源循環」プロジェクト、大学院工学研究科の長坂徹也教授からは「ものづくり」プロジェクト及び大学院環境科学研究科の吉岡敏明教授からは「環境価値学」プロジェクトのプロジェクトリーダーとして各プロジェクトの理念や取組みについて講演が行われました。

最後に東北大の早坂忠裕理事・副学長(研究担当)により「東北大学は、今後も様々な分野において研究、教育の両面で社会貢献を果たしてまいります。」との閉会挨拶があり、シンポジウムを締めくくりました。

※当日の様子は東北大学「社会にインパクトある研究」ホームページに後日公開される予定です。

主催者挨拶を述べる大野東北大学総長

挨拶される山本資源循環経済課長補佐

講演を行う原理事

講演される髙尾社長

問い合わせ先

研究推進部研究推進課研究推進係
TEL:022-217-5014
E-mail: kenkyo-kikaku*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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