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2012年8月31日 第83回サイエンスカフェ
2012年8月31日 第83回サイエンスカフェ
素粒子から物質がどう作られた?
~原子核の放つガンマ線から宇宙の物質の起源を探る~
講師:田村 裕和(たむら ひろかず) 東北大学大学院理学研究科 教授
プロフィール
栃木県足利市出身。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了後、東京大学理学部助手を経て1996年東北大学大学院理学研究科助教授、2004年より現職。専門は原子核物理学で、主に加速器を用いた“奇妙な原子核”(ハイパー核)の実験研究を行っている。ハイパー核ガンマ線分光学の研究で平成21年仁科記念賞受賞。今回の原発事故に関連した放射線測定などの活動も行っている。
開催情報
開催日:2012年8月31日(金)18:00~19:45
会場 : 東北大学片平キャンパス北門会館2階 エスパス
概要
物質は素粒子クォークからできていますが、宇宙のどこでどのようにクォークから原子核が作られ物質になったのかは謎だらけです。地球上に存在しない“奇妙なクォーク”を使って“奇妙な原子核”を人工的に作りその謎に挑む我々の研究を紹介します。研究には原子核の放つ放射線を測る検出器が不可欠です。皆さんにも簡単な検出器を手作りしてもらい、放射線を測ってみます。
当日の様子