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2015年11月27日 第122回サイエンスカフェ
2013年の国連総会で2015年を国際土壌年,12月5日を世界土壌デーとする決議文が採択されました。これを機会に,ふだんはあまり目立たない土のはたらきを考えてみましょう。田んぼの土から取れる青い結晶もご紹介します。
2015年11月27日 第122回サイエンスカフェ
土を考える ~国際土壌年に寄せて~
講師:南條 正巳 東北大学農学研究科 教授
プロフィール
1953年宮城県生まれ。1971年宮城県古川高校卒業。1977年東北大学大学院農学研究科修了。農林水産省農業技術研究所、農業環境技術研究所を経て、1989年東北大学農学部に異動し、2001年より現職。研究課題は「火山灰からできる土の性質と種類およびその農地としての利用」、「リンを主とする土のミネラルと植物の関係」。趣味は「いい汗をかくこと」だが、近年は「休養の大切さ」が身に染む。
開催情報
開催日:2015年11月27日(金)18:00~19:45
会場 : せんだいメディアテーク
概要
2013年の国連総会で2015年を国際土壌年,12月5日を世界土壌デーとする決議文が採択されました。これを機会に,ふだんはあまり目立たない土のはたらきを考えてみましょう。田んぼの土から取れる青い結晶もご紹介します。
Q&A
「自然のままでは作物が収穫できないので、人為的に肥料を加えて収穫している。その場合の効率をもっと良くしたい」という認識の元に研究をなされているのでしょうか?
自然のままでも、除草し、土を耕して、種を蒔き、手で雑草と病害虫を除けば、少しは収穫ができます。 しかし、それだけでは収穫量が少ないことが多いので、有機質または化学肥料を施与します。その場合の効率をもっと良くしたい、かつ、 肥料の環境影響をなるべく少なくしたい、という認識と問題意識の元に研究を進めております。
当日の様子