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2008年1月18日 第30回サイエンスカフェ
2008年1月18日 第30回サイエンスカフェ
ベトナムから見える発展途上国経済とグローバリゼーションの真実
講師:川端 望 東北大学大学院経済学研究科 教授
プロフィール
川端教授は産業発展論を専門としており、産業と企業のケース・スタディを先進国から発展途上国まで手がけております。とくに日本、中国、タイ、ベトナムなどの東アジア地域でフィールドワークをもとに、東アジアにおける鉄鋼産業の構造とダイナミズムについて集中的な研究を行っています。
開催情報
開催日:2008年1月18日(金)
概要
いま世界経済は、企業の生産活動、貿易、投資を自由に行うグローバリゼーションの流れの中にあります。その一方で、世界には1日1ドル未満で生活する人が9憶8000万人もいます。発展途上国は、グローバリゼーション下で経済発展を成し遂げられるのか、また経済発展によって貧困をなくすことができるのか、という課題に直面しています。今回のサイエンスカフェでは、この大きな問題を「ベトナムの工業化」を事例にして、日本との関わりを含めて考えていきたいと思います。