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2007年8月31日 第25回サイエンスカフェ
2007年8月31日 第25回サイエンスカフェ
「ロボカップサッカーと人工知能 ~ 考えるロボットは実現できるのか?」
講師:篠原 歩 東北大学大学院情報科学研究科 教授
プロフィール
篠原教授は、人工知能の基礎理論、特に機械学習に関する研究や文字列処理を専門とし、遺伝子情報処理への応用システムの開発にも携わってきました。これらの成果により、人工知能学会研究奨励賞、情報処理学会研究賞、論文賞などを受賞しています。ロボカップには2003年の大会から開発チームを結成して参加し、2005年の世界大会では初の決勝トーナメント進出を果たし、2006年の日本大会では準優勝しています。
開催情報
開催日:2007年8月31日(金)
概要
ロボカップサッカーは、人間のサッカーの試合と同じく、自分で考えて動く自律移動型ロボットを使った競技会で、毎年、世界大会も開催されています。我々の研究室では、AIBOを使う4足リーグにJolly Pochieチームとして参加し、上位入賞を果たしています。考えるサッカーをロボットたちに行わせるためには、カメラ画像からの高速な物体認識やチーム内での自分の役割の判断、身体動作の正確な実行が重要となります。本カフェでは、それら勝敗の鍵を握る画像処理、プランニング、分散協調処理、ロボット制御、機械学習など、さまざまな関連技術について紹介します。近未来の「考えるロボット」について一緒に考えましょう。