2015年12月6日 第11回サイエンスカフェ・mini
ねぇ君、不思議だと思いませんか?
~最新科学へつながる自然の不思議を大学生と語ろう~
東北大学サイエンスカフェ学生ボランティア S-Café Sugars
プロフィール
S-Café Sugarsとは、東北大学の社会貢献の一環として、仙台市内の街中を会場に市民参加型のサイエンス・コミュニケーションの場を演出する東北大学サイエンスカフェの企画をサポートする学生ボランティアです。
開催情報
開催日:2015年12月6日(日)14:00~16:00 (開場 13:30)
会場 : 東北大学片平キャンパス北門会館2階 エスパス
ポスター(PDF 1,262KB)
概要
私たち東北大学サイエンスカフェ学生ボランティア「S-Café Sugars」は「サイエンスカフェmini」を主催し、その中で様々な学問を取り上げ、そこで得られる知的感動や大学で行われる研究について市民の方々 に伝える活動を行っています。
身の回りの自然現象に「不思議」を感じることは誰にでもある経験だと思います。
「ねぇ君、不思議だと思いませんか?」
この言葉は、世界で初めて人工雪の作製に成功した中谷宇吉郎に彼の師匠である寺田虎彦に問いかけた言葉です。
中谷宇吉郎の研究をヒントに、雪づくりの実験やディスカッションを通して、「気づき」の科学を大学生と一緒に学んでみませんか?
あなたが自然現象の不思議に気づくことが、最先端の研究を進めることにつながるかもしれません。
進路選択や、科学研究や大学生活のイメージをつかむ機会にもなるでしょう。
開催報告
今回の東北大学サイエンスカフェ・miniは、実験、レクチャー、ディスカッションという3部構成でお送りいたしました。当日は寒い中、6名の中高生にご来場いただきました。
「雪」という身近な自然現象を見つめた中谷宇吉郎の研究への姿勢をヒントに、「気づき」が科学研究へとつながるプロセスを体感していただきました。
【第1部 実験】
ペットボトルとドライアイスを使い、簡単な雪の結晶を作る実験を行いました。中高生は2班に分かれ、それぞれ結晶の核となる糸を選び、観察をしていただきました。目の前で雪の結晶ができていく様子に楽しんでいただけたようです。
【第2部 レクチャー】
雪の結晶が科学の世界に取り上げられ、中谷宇吉郎がどのように世界で初めて人工雪を作るに至ったのかを紹介しました。また、彼の研究の後に雪の応用研究としてどのようなことが行われてきたかを紹介しました。
【第3部 ディスカッション】
科学者がどのように研究を始めるのか、身の回りの「気づき」からどのような研究が行われるのかを考えてもらいました。「熱」という言葉からキーワードを連想し、そこからどのような疑問が考えられるかを挙げるところからスタートしました。各班、さまざまな疑問や知りたいことが挙げられ、研究の始まりが身近な「気づき」からであること、また人によって視点が違うことを感じたようでした。
来場者の方々には、科学や研究への関心をこれからも持ってもらうと共に、将来、大学に入学し研究をすることになった際は今回のサイエンスカフェ・miniのことを思い出していただけると嬉しいです。 これからも東北大学サイエンスカフェとS-café Sugarsをよろしくお願いいたします。
◆お申込みについて◆
事前申込みが必要です。【対象:中学生、高校生、高等専門学生】
・定員30名・先着順・参加無料
以下必要事項を明記の上、メールにてお申込みください。(募集人数に達し次第、募集を締め切らせていただきます。)
お申込みいただいたアドレス宛に受付完了のご連絡をさせていただきます。
【必要事項】
*件名:「サイエンスカフェmini 申込」
*本文:
①氏名
②学校名
③学年
④参加人数
⑤代表者のメールアドレス
電話での受付は12月4日(金)17:00まで,電子メールでの受付は12月5日(土)17:00までとなります。
以降の参加希望の方は当日会場まで直接お越しください。
【申し込み・問い合わせ先】
東北大学総務企画部広報課社会連携推進室
E-mail: social*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
TEL: 022-217-5132 FAX:022-217-4818
当日の様子