東北大学、東京大学、京都大学の3大学が、2017年6月に文部科学大臣から指定国立大学法人に指定されました。指定国立大学とは、世界最高水準の教育研究活動の展開ができると、その実力と潜在能力を認められた国立大学のことです。今後は、日本を代表する大学として、日本のみならず世界の発展に大きく貢献することが期待されています。
東北大学は、学部や研究科の壁を越えた横断的な融合研究を推進する組織改革を行って、社会的課題を解決する研究を推進していきます。また、これまでに創り上げてきた国際通用性の高い先進的な教育プログラムを深化・発展させ、世界を舞台に活躍する若手リーダーの育成に取り組みます。特に、東北大学の強みである研究を活かして、海外の有力大学と共同で人材育成を行う「国際共同大学院」などの特色ある学位プログラムを拡充し、世界中から「学んでみたい」、「研究してみたい」と目標にされる、世界三十傑大学を目指します。
東北大学総長 大 野 英 男
学際・国際・産学共創を理念とする学位プログラム群の展開及び「東北大学高等大学院」への発展
大学院学生に対する本学独自の経済的支援制度の拡充・強化
本学が特に強みを有する4領域(①材料科学、②スピントロニクス、③未来型医療、④災害科学)について、全学の卓越したリソースを高等研究機構に結集し、拠点を形成
世界トップレベル研究拠点の4領域(材料科学、スピントロニクス、未来型医療、災害科学)に、本学が強みを有するその他5領域(宇宙創成物理学、環境・地球科学、機械科学、データ科学、日本学)を加えた、全9領域に国際研究クラスターを創設
学内に分散する産学連携組織の集中・集約化を進め、アンダーワンルーフ型産学共創拠点を形成し、社会実装の加速とイノベーションの先導を推進
青葉山新キャンパスにサイエンスパークゾーン(国際集積エレクトロニクス研究開発センターを先行の拠点モデルとした大型産学連携拠点)を創設し、産学共創と課題解決型研究を推進