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わが国の慢性心不全患者のメタボの頻度は一般人口の2倍以上(厚生労働省班研究)

 東北大学大学院医学系研究科/東北大学病院の下川宏明教授(循環器病態学)らのグループは、わが国の慢性心不全患者におけるメタボリックシンドロー ムの実態を全国規模で初めて調査し、その研究成果をまとめました。その結果、既に慢性心不全を発症している患者におけるメタボリックシンドロームの合併率 は38%と、わが国の一般人口におけるメタボリックシンドロームの割合の2倍以上の極めて高頻度であることが判明しました。今後のわが国における慢性心不 全に対する治療目標に、高血圧・脂質異常症・糖尿病に加えて、メタボリックシンドロームの加療が重要となることを示唆しており、対策が急がれます。本研究 は、循環器疾患等生活習慣病総合研究事業(心筋梗塞・脳卒中分野)の中の平成18年度採択研究課題「慢性心不全におけるメタボリック症候群の意義に関する 研究」として行われました。

プレスリリース(20090204.pdf

問合せ先: 東北大学病院 担当:下川宏明、福本義弘

TEL: 022-717-7153

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