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アスベスト廃棄物の高効率・高信頼性溶融無害化処理技術の確立 ― 溶融炉操業汎用マニュアルの構築 ―

当研究所資源変換・再生研究センター 葛西研究室では、最上環境化学研究所(山形県新庄市 後藤廣社長)、最上クリーンセンター(山形県最上町 阿部良春所長)と共同で、アスベスト廃棄物を高効率で安全に無害化するための溶融処理炉の汎用操業マニュアルを作成しました。これにより、高度な分析装置等を保有しなくても、溶融炉のオペレータが現場で効率的な操業アクションを取ることが可能になります。本研究開発は、平成18~20 年度環境省廃棄物処理等科学研究費プロジェクト研究の一貫で行なわれたもので、大学での基礎実験結果に基づいてマニュアルの骨子を作成し、最上クリーンセンターが所有する廃棄物焼却灰溶融炉で実証試験を行うことにより、有効性の検証と細部の調整を行いました。これらの成果については、5 月末に環境省に対する最終報告を行い、さらに、7 月9~11 日に那覇で行なわれる第19 回環境工学総合シンポジウムで発表する予定です。

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