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光をあてて磁石になるメカニズムを解明

物質に光をあてることで起きる現象には、我々の身近な生活で見られるものから最先端の科学技術の分野まで様々なものがある。植物の中でおきている光合成や病院の壁などに使われている光触媒はその一例である。ある種の物質にパルス・レーザー光をあてると、非常に短い時間で物質の状態が劇的に変化することが知られている。これは光誘起相転移現象とよばれ、光によって高速スイッチを行うデバイス材料の候補として工業的にも注目を集めている。

この研究は東北大学大学院理学研究科と仙台高等専門学校との共同研究で行われた。研究成果は米国物理学会発行の英文学術雑誌「Physical Review Letters」のオンライン版で12月22 日(予定)に公開される。また文部科学省からグローバルCOEプログラム「物質階層を紡ぐ科学フロンティアの新展開」(東北大学)ならびに科学研究費補助金(基盤研究C「多自由度相関電子系における光誘起ダイナミクスの理論」、特定領域研究「多自由度相関系の強磁場電子物性とX線分光」)の支援を受けた。

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