2010年 | ニュース
平成22年度東北大学新規予算(内示)について
平成22年度における東北大学新規予算(内示)の主要事項について、お知らせいたします。
・ニュートリノ質量構造究明国際共同研究プロジェクト
継続的に実施するニュートリノ振動の精密測定と併せてニュートリノの質量構造を究明し、大統一理論に関連した非常に軽いニュートリノ質量を生み出す機構や無から生じた宇宙に物質を生み出す機構の解明を目指す。
・エネルギー安全科学国際研究拠点形成と新展開
エネルギーシステム全般の安全性・信頼性を確保することを命題として、耐環境性が要求される圧力容器・配管等の境界壁としての機能のみならず、エネルギーシステムの状態監視の機能、電気信号等の情報伝達の機能、遮蔽・防御の機能を担う機器・構造要素における材料強度学的信頼性を確保することを目的としたエネルギーシステム全体に適用できる安全科学の構築を目指す。
・環境マネジメント人材育成プログラムの開発
環境制約の中で戦略的政策及び実践的なビジネスシステムを創出でき、国際問題化した地球環境問題を鳥瞰的視座と深い環境科学の専門性をもって解決に導く国際的な「即実践型環境マネジメント人材」を育成する教育プログラムを開発し、多様で複雑な環境問題の解決と持続可能な社会の構築に貢献できる人材の養成を目指す。
・国際連携を活用した世界水準の大学教員養成プログラム(PFFP)の開発
研究能力とともに教育能力を備えた大学教員を養成するために、全国の大学院のモデルとなる世界的な水準のプログラム開発を行い、我が国の大学教育の質的向上に貢献し、さらに国際的な大学教育の質保証の一助を担うことを目指す。
・法医養成教育プログラムの開発
法医学の重要性・魅力を強くアピールする教育プログラムを開発し、同時に施設・機器・スタッフの充実を図り、法医解剖環境の質をいっそう高め、高い意識を持った法医学を目指す医学生や初期研修医等の人材養成を行い、死因究明など広く社会へ貢献することを目指す。
・特異構造金属・無機融合高機能材料開発共同研究プロジェクト
6研究所の有機的な連携研究により、高機能材料科学から接合科学、応用技術に亘る総合的な新学問体系を構築し、特異構造金属・無機材料融合による高機能材料の迅速な実用化を目指す。さらに、国際会議ならびに公開討論会の開催と分野別会議等を通じて外国研究者との交流、産学官の連携強化を図る。
・超音波を用いた革新的非侵襲性血管新生療法の開発
我が国において急増している虚血性心疾患の治療法として、超音波を照射することにより血管新生を促す、従来にない治療法である「超音波を用いた革新的非侵襲性血管新生療法」の開発を目指す。
・附置研究所間アライアンスによるナノとマクロをつなぐ物質・デバイス・システム創製戦略プロジェクト
21世紀において安全安心で質の高い生活のできる社会の実現に要求される、1)次世代エレクトロニクス、2)エネルギー材料・デバイス、3)医療材料・デバイス、4)環境調和材料・デバイスの基盤技術としての「物質・デバイス・システム創製基盤技術」を「ナノとマクロの融合」により研究開発し、この研究分野の格段の進展を図る。
・地域の人間と社会を災害から守るための実践的防災学の推進
地震・津波予知・速報や耐震化などの技術開発を中心に進められてきた災害研究を、「人間」と「社会」に拡大・展開するため、東北大学の有する文系理系の学術ポテンシャルを全面的に活用し、地域社会の防災・減災にとって緊急性が高い災害情報の先端処理と被災者の救助・ケアの高度化を中心に、実践的防災学の研究を強力に推進する。
・医学系研究科保健学専攻(博士課程)の新設
保健学に関する世界的水準の教育・研究拠点を形成し、豊かな国際性と高い倫理観を有し、自立した研究活動を行い得る教育者・研究者及び保健・医療に関する高度な知識・技術、職業的倫理観及び国際化・多様化に対応できる学識を有し当該研究を推進できる実践的指導者を育成する。
・医学部医学科の入学定員の改訂
「地域医療動機付け教育」を強化し、地域医療の多様性と実際について学び、学生の意識の向上を図り、さらに秋田大学、山形大学との連携により、基礎医学・社会医学分野の研究医を養成する。
・環境科学研究科環境科学専攻の入学定員の改訂
社会人に実践的な環境マネジメントのスキルを付与し、修了後直ちに企業や自治体等で環境政策立案に貢献できる即実践的人材を育成する。
プレスリリース本文
・ニュートリノ質量構造究明国際共同研究プロジェクト
継続的に実施するニュートリノ振動の精密測定と併せてニュートリノの質量構造を究明し、大統一理論に関連した非常に軽いニュートリノ質量を生み出す機構や無から生じた宇宙に物質を生み出す機構の解明を目指す。
・エネルギー安全科学国際研究拠点形成と新展開
エネルギーシステム全般の安全性・信頼性を確保することを命題として、耐環境性が要求される圧力容器・配管等の境界壁としての機能のみならず、エネルギーシステムの状態監視の機能、電気信号等の情報伝達の機能、遮蔽・防御の機能を担う機器・構造要素における材料強度学的信頼性を確保することを目的としたエネルギーシステム全体に適用できる安全科学の構築を目指す。
・環境マネジメント人材育成プログラムの開発
環境制約の中で戦略的政策及び実践的なビジネスシステムを創出でき、国際問題化した地球環境問題を鳥瞰的視座と深い環境科学の専門性をもって解決に導く国際的な「即実践型環境マネジメント人材」を育成する教育プログラムを開発し、多様で複雑な環境問題の解決と持続可能な社会の構築に貢献できる人材の養成を目指す。
・国際連携を活用した世界水準の大学教員養成プログラム(PFFP)の開発
研究能力とともに教育能力を備えた大学教員を養成するために、全国の大学院のモデルとなる世界的な水準のプログラム開発を行い、我が国の大学教育の質的向上に貢献し、さらに国際的な大学教育の質保証の一助を担うことを目指す。
・法医養成教育プログラムの開発
法医学の重要性・魅力を強くアピールする教育プログラムを開発し、同時に施設・機器・スタッフの充実を図り、法医解剖環境の質をいっそう高め、高い意識を持った法医学を目指す医学生や初期研修医等の人材養成を行い、死因究明など広く社会へ貢献することを目指す。
・特異構造金属・無機融合高機能材料開発共同研究プロジェクト
6研究所の有機的な連携研究により、高機能材料科学から接合科学、応用技術に亘る総合的な新学問体系を構築し、特異構造金属・無機材料融合による高機能材料の迅速な実用化を目指す。さらに、国際会議ならびに公開討論会の開催と分野別会議等を通じて外国研究者との交流、産学官の連携強化を図る。
・超音波を用いた革新的非侵襲性血管新生療法の開発
我が国において急増している虚血性心疾患の治療法として、超音波を照射することにより血管新生を促す、従来にない治療法である「超音波を用いた革新的非侵襲性血管新生療法」の開発を目指す。
・附置研究所間アライアンスによるナノとマクロをつなぐ物質・デバイス・システム創製戦略プロジェクト
21世紀において安全安心で質の高い生活のできる社会の実現に要求される、1)次世代エレクトロニクス、2)エネルギー材料・デバイス、3)医療材料・デバイス、4)環境調和材料・デバイスの基盤技術としての「物質・デバイス・システム創製基盤技術」を「ナノとマクロの融合」により研究開発し、この研究分野の格段の進展を図る。
・地域の人間と社会を災害から守るための実践的防災学の推進
地震・津波予知・速報や耐震化などの技術開発を中心に進められてきた災害研究を、「人間」と「社会」に拡大・展開するため、東北大学の有する文系理系の学術ポテンシャルを全面的に活用し、地域社会の防災・減災にとって緊急性が高い災害情報の先端処理と被災者の救助・ケアの高度化を中心に、実践的防災学の研究を強力に推進する。
・医学系研究科保健学専攻(博士課程)の新設
保健学に関する世界的水準の教育・研究拠点を形成し、豊かな国際性と高い倫理観を有し、自立した研究活動を行い得る教育者・研究者及び保健・医療に関する高度な知識・技術、職業的倫理観及び国際化・多様化に対応できる学識を有し当該研究を推進できる実践的指導者を育成する。
・医学部医学科の入学定員の改訂
「地域医療動機付け教育」を強化し、地域医療の多様性と実際について学び、学生の意識の向上を図り、さらに秋田大学、山形大学との連携により、基礎医学・社会医学分野の研究医を養成する。
・環境科学研究科環境科学専攻の入学定員の改訂
社会人に実践的な環境マネジメントのスキルを付与し、修了後直ちに企業や自治体等で環境政策立案に貢献できる即実践的人材を育成する。
プレスリリース本文