本文へ
ここから本文です

遺伝子進化パターンを調べることによりダウン症候群に関わる遺伝子を多数推定(生命科学研究科 牧野能士助教)

東北大学大学院生命科学研究科生物多様性進化分野の牧野能士助教(生態適応GCOE*)は、アイルランド・トリニティカレッジのイーファ・マックライザット博士と共同で、遺伝子の進化パターンを調べることにより、数が変化しにくい遺伝子群の存在を突き止めた。これらの遺伝子群には、病気に関わる遺伝子が多いという興味深い特徴が見つかった。さらに、染色体異常によって発症するダウン症候群に関わる遺伝子の75%もがこの遺伝子群に存在することから、この遺伝子群にはダウン症候群との関係が未だ知られていない遺伝子を多く含むと考えられる。今後、 これら新しい候補遺伝子を調べることで、ダウン症候群の早期発見や治療手法の向上を目的とした研究への応用が期待できる。本研究成果は、5月4日の米国科学アカデミー紀要(PNAS)の電子版に掲載される予定。

 

詳細(プレスリリース)PDF

 

[お問い合わせ先]

東北大学大学院生命科学研究科 生態適応グローバルCOE 担当:助教 牧野能士

研究室電話番号:022-795-6689

メール:tamakino*m.tains.tohoku.ac.jp (*を@に置き換えて下さい)

このページの先頭へ