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モヤモヤ病の発症に関わる遺伝子を発見

 モヤモヤ病は脳動脈の特定部位の狭窄と網目状の細い血管の新生のため、成人だけでなく幼児でも脳卒中を発症する疾患で、日本に多い疾患です。これまで原因不明とされ特定疾患に指定されている難病です。今回、東北大学大学院医学系研究科小児病態学分野の呉繁夫准教授らのグループは、発症に関わる遺伝子 RNF213 を見出し、日本人患者の約70%は同じ遺伝子変異を持つことを明らかにしました。この遺伝子変異によりモヤモヤ病の発症リスクが約190倍に上昇するため、遺伝子検査による発症リスクの予測が可能となります。今後、この遺伝子機能を調べることで脳卒中の新しい治療に結び付く可能性があります。

 本研究成果は、11 月4 日付でJournal of Human Genetics 誌にオンライン掲載されます。

 

詳細(プレスリリース本文、PDF 約1.3MB)PDF

 

(お問い合わせ先)
東北大学大学院医学系研究科小児病態学分野
准教授 呉 繁夫 (くれ しげお)
電話番号:022-717-7285
Eメール:kure*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えて下さい)

 

(報道担当)
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
長神 風二 (ながみ ふうじ)
電話番号: 022-717-7908
ファックス: 022-717-7923
Eメール: f-nagami*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えて下さい)

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