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従来の20分の1の変調速度で超高速通信を実現

 電気通信研究所の中沢正隆教授(光通信工学)の研究グループは、コヒーレントQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)と呼ばれる伝送方式を用いて、1シンボルで9ビット即ち512 値に及ぶ超多値光伝送に世界で初めて成功しました。

 従来の光通信では、1回の変調で送ることの出来る情報は1~2ビットが限界でしたが、本研究では、512 QAM に偏波多重と呼ばれる手法を組み合わせることにより、一度に18 ビットの情報伝送を世界で初めて実現しました。これは従来の約5%の極めて低速な変調速度で高速光通信が実現できることを意味しており、光通信システムの低コスト化と低消費電力化に大きく貢献する成果です。

 

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問い合わせ先:

電気通信研究所 

中沢 正隆 教授      

電話 022-217-5522

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