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Daniel Shechtman氏がノーベル賞化学賞を受賞

 シェヒトマン特別教授(イスラエル工科大学)は、2006年7月から3か月間、東北大学の教職員・学生との交流や研究指導、共同研究の実施や情報交換などの研究活動を行うため、東北大学ユニバーシティ・プロフェッサー(注)として、多元物質科学研究所の蔡 安邦教授の研究室に所属しました。

 蔡教授は、熱力学的安定相としてのA-Cu-Fe合金など準結晶を発見(1987年)し、「準結晶」という新物質の存在を広く世の中に認知させ、準結晶の概念の確立に大きく貢献しました。その他にも、現在知られている主要な準結晶合金の90%以上を発見するなど、今回のシェヒトマン特別教授のノーベル化学賞受賞に直接貢献しています。

 今回のシェヒトマン特別教授のノーベル化学賞受賞は、世界リーディング・ユニバーシティを目指す本学の研究活動の希望をもたらす出来事であるとともに、東日本大震災で被災した本学に勇気を与える明るいニュースとなりました。

 東北大学にゆかりのあるノーベル賞受賞者は、2002年に化学賞を受賞した田中耕一氏に続くものです。

 

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ダニエル・シェヒトマン特別教授(左)と蔡 安邦教授

 

注:東北大学ユニバーシティプロフェッサーとは

 世界的に極めて高い評価を受ける研究者又は教育者を教育研究活動に従事させ、本学の教育研究の活性化を図ることを目的として制定された制度です。

 

問い合わせ先

東北大学総務部広報課長 佐藤

TEL: 022-217-4815

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