2011年 | プレスリリース
東北大学による東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」に、㈱NHKメディアテクノロジーが取材記録した東日本大震災の被災地3D映像が提供されます
東北大学防災科学研究拠点は、東北大学による東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」において、㈱NHKメディアテクノロジーが取材記録した東日本大震災の被災地3D映像の提供を受けることになりました。
同社では、今年4月上旬、取材班を被災地に派遣し、岩手県2市(宮古市(田老地区)、陸前高田市)、宮城県5市町(気仙沼市、南三陸町、石巻市、東松島市(野蒜)、仙台市(若林区))を重点的に取材し、「3D東日本大震災~津波の傷跡~」(16分、日本語版・英語版)を制作しました。また、震災発生から約半年が経過した9月上旬にも同様な取材を実施し、「3D東日本大震災~復興への歩み方」(13分)を制作しました。
NHKメディアテクノロジーは、本学防災科学研究拠点が実施している東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝」の賛同・協力機関であり、プロジェクト活動の一環として、みちのく震録伝への3D映像の提供を行い、映像の一部公開を開始しました。
3D映像で記録することで、撮影当時の現場の状況を立体的に記録・可視化することが可能であり、そのとき現場に居合わせることのなかった人々に、地域や世代を超えて、擬似的に被災地の現場に訪れてもらうことができるほか、高度な防災・減災に関する研究や、防災教育コンテンツとしての利用の可能性を期待することができます。
みちのく震録伝:http://www.dcrc.tohoku.ac.jp/archive/
3D映像記録「東日本大震災」:http://www.nhk-mt.co.jp/shinsai3d/
【お問い合わせ先】
東北大学防災科学研究拠点東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センター
責任者: 教授 今村文彦
担当・お問い合わせ: 助教 佐藤 翔輔
022-795-7515、ssato*dcrc.tohoku.ac.jp(*を@に置き換える)
担当・お問い合わせ: 助教 柴山 明寛
022-795-5033、ashiba*saigai.str.archi.tohoku.ac.jp(*を@に置き換える)