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バイオLSI を開発:LSI とバイオMEMS の融合により実現-バイオ分子の挙動を標識分子なしでリアルタイムに画像化-

    東北大学マイクロシステム融合研究開発センター及び原子分子材料科学高等研究機構の末永(まつえ)智一教授・江刺正喜教授・井上久美研究員のグループは、日本航空電子工業株式会社、株式会社トッパン・テクニカル・デザインセンターとともに、バイオ分子の分布が変化する様子を応答電流の変化からリアルタイムに画像化することができるセンサシステム「バイオLSI」の開発に成功しました。

  今回開発されたバイオLSI は、最先端LSI 技術とMEMS 技術を融合することにより作製されたものであり、脳の疾患と関係する神経伝達物質の放出の様子の観察や、移植用組織の検査など、幅広い応用が期待されます。また、画像化だけでなく、各画素を1 つのセンサとして使用することで、多くの細胞を同時に計測するなどの同時多サンプル計測に利用することもできます。

  本研究は、JST の先端融合領域イノベーション創出拠点形成プログラムのひとつであるマイクロシステム融合研究開発拠点で実施したものであり、本研究の成果は、6 月13 日に英国王立化学会によりにLab on a Chip 誌電子版に掲載されました。

 

詳細(プレスリリース本文)PDF

 

 

[問い合わせ先]

東北大学原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)

教授 末永(まつえ) 智一

Tel: 022-795-7209

Email: matsue*bioinfo.che.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

 

東北大学 マイクロシステム融合研究開発センター

研究員 井上 久美

Tel: 022-795-7209

Email: inoue*bioinfo.che.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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