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"初のホールを注入したT'型銅酸化物超伝導物質の発見"―高温超伝導のメカニズム解明へ新たな道―

   東北大学大学院工学研究科応用物理学専攻の大学院生高松智寿氏、加藤雅恒准教授、小池洋二教授らは、新しい超伝導物質を発見しました。この超伝導物質はT’型といわれる結晶構造を有します。この結晶構造を有する銅酸化物では、電子を注入することによって超伝導が発現すると長い間信じられてきました。しかし、本研究では、逆に、電子を取り除く(ホールを注入する)ことによって超伝導を発現させることに初めて成功しました。この成果により、電子注入型とホール注入型では超伝導になるメカニズムが異なると考えられてきましたが、統一的に理解できる可能性があり、銅酸化物における高温超伝導のメカニズムの解明に有力な情報を与えることが期待されます。この成果は、Applied Physics Express vol.5 (2012年) No.7に掲載予定です。

 

 

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東北大学大学院工学研究科応用物理学専攻

准教授 加藤 雅恒

〒980-8579 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-05

Tel : 022-795-7976 

E-mail : kato*teion.apph.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

 

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