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生活環境早期復旧技術研究センター 福島市で市民向けに食品の放射性物質測定検査を開始

 東北大学は、災害復興新生研究機構を設立して、東日本大震災からの復興に向けて、「8つのプロジェクトと復興アクション100⁺」に取り組んでいます。プロジェクトの1つ、「放射性物質汚染対策プロジェクト」では、生活環境早期復旧技術研究センターを設置し、放射性物質によって汚染された生活環境の復旧技術の開発を行ってきました。

 福島市の放射線対策アドバイザーでもある同センター長の石井慶造教授は、食品を切り刻むことなく放射性物質を測定できる非破壊式の測定器を開発し、2月19日より、福島市のモニタリングセンターにて市民向けに無料の食品持ち込み検査を開始しました。農作物や食品をそのままの形でかごに入れ、5分程度の短時間で測定ができます。

検出下限値は25ベクレル。
重さ0.7~3キロで、容器(縦30センチ、横30センチ、高さ15センチ)に入る大きさのもの。
対象は福島市民で事前予約が必要。
受付 火曜~金曜 午前10時~12時、午後1時~4時
   東北大学福島第1原発事故対策本部 電話080-5737-1507

[問い合わせ先]
生活環境早期復旧技術研究センター
センター長 石井 慶造
TEL 022-795-7943

福島丸ごと検査様子の写真 (2).jpg

毎日新聞社提供

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