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磁場を使わずに電子スピンの向きを任意方向に変えることに世界で初めて成功 ~量子コンピュータの実現につながる新現象「移動スピン共鳴」を発見~

 日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦 博夫、以下 NTT)と国立大学法人東北大学(宮城県仙台市、総長:里見 進、以下 東北大学)は、ドイツのポール・ドルーデ固体エレクトロニクス研究所(以下 ポール・ドルーデ研)と連携し、「移動スピン共鳴(Mobile Spin Resonance)」と名付けた新現象を発見し、半導体内で電子の移動する経路を適切に制御することで、外部から磁場を一切加えずに電子スピンの向きを任意方向に変えることに世界で初めて成功しました。本現象を用いると、シンプルな素子構造で効率的に量子情報を操作することが可能となるため、量子コンピュータの新しい要素技術として応用が期待できます。
 本研究成果は、2013年3月17日(英国時間18:00)に英国科学雑誌「Nature Physics」のオンライン速報版に掲載されました。
 なお、本研究の一部は独立行政法人 日本学術振興会 科学研究費助成金の助成を受けて行われました。

 

 

詳細(プレスリリース本文)PDF

 

 

<本件に関する合わせ先>
日本電信電話株式会社
先端技術総合研究所 広報担当
TEL 046-240-5157
E-mail:a-info*lab.ntt.co.jp(* を@に置き換えて下さい)

国立大学法人東北大学
工学研究科情報広報室
TEL 022-795-5898
 

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