2013年 | プレスリリース
糸状菌由来の免疫回避機能性素材を用いた新規医療用ナノ粒子の開発
国立大学法人東北大学 未来科学技術共同センター(NICHe)・阿部 敬悦 教授、原子分子材料科学高等研究機構・阿尻雅文 教授、医学系研究科・川上和義 教授、加齢医学研究所・福本学 教授らの共同研究により、新規医療用ナノ粒子の開発に成功しました。
簡単に言えば「体内に投与したナノ粒子を、白血球等につかまらず、効率よく目標の臓器・器官に届ける事が出来るようになった」という事です。
ナノ粒子の表面を免疫系に見付からない(ステルス)物質でコーティングして、白血球等に感知されないようにしました。
ナノ粒子は MRI や DDS など医療分野への応用が図られていますが、血中に投与したナノ粒子が細網内皮系においてマクロファージにより捕捉され、標的組織へ送達できないことが課題です。この課題に対して、新規医療用ナノ粒子を開発しました。
追記
本件は、3月24日~27日までの日本農芸化学会2013年度大会で発表し、トピックス賞に選出されました。
また、4月12日付の日経産業新聞に紹介されております。
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