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山本雅之教授(医化学分野)の高峰記念第一三共賞受賞について

 東北大学大学院医学系研究科 医化学分野 山本雅之教授(東北大学 東北メディカル・メガバンク機構長兼務)は、高峰記念第一三共賞の受賞者として選出されました。

 山本教授は、酸化ストレスや内因性ストレスを感知するセンサー分子Keap1の機能解明と生体防御酵素の発現誘導を制御する転写因子Nrf2の活性化メカニズム解明に焦点を絞った多くの独創的な研究から、生体の環境応答・適応機構の研究をリードしてきました。近年は更にKeap1-Nrf2系が、がん細胞の悪性化にも関与することを見出しています。また、Keap1の構造解析も進み、これらの研究成果は、Nrf2活性化剤の臨床開発として創薬にも応用される等、医学・生命科学の諸分野から大きく注目されており、これら画期的研究成果により、生命科学研究分野の発展に大きく貢献しています。

 高峰記念第一三共賞は、第一三共生命科学研究振興財団設立20周年(平成15年)を祈念して創設、財団出捐母体である三共株式会社(現、第一三共株式会社)の初代社長・高峰譲吉博士の研究業績を顕彰して命名されたもので、日本国内において、生命科学、特に疾病の予防と治療に関する諸分野の基礎的研究並びに臨床への応用的研究において、その進歩・発展に顕著な功績をあげ、現在活発な研究活動を行い、今後もすぐれた研究成果が期待される日本在住の研究者に贈られるものです。

 この度の受賞について2013年7月1日に第一三共株式会社より発表され、授賞式は2014年2月に予定されています。

 

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[問い合わせ先 (報道担当)]
東北大学大学院医学系研究科・医学部広報室
長神 風二(ながみ ふうじ)
Tel:022-717-7908
Fax:022-717-8187
E-mail:pr-office*med.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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