2013年 | プレスリリース
高脂血症治療薬の新作用発見
高脂血症の代表的治療薬であるスタチンは、心筋梗塞など心血管病の治療や予防に有効であり、世界中で約3000万人の人が服用しています。近年、スタチンがコレステロールを低下させる作用以外にも心血管病の予防効果を有することが明らかとなり、「多面的作用」として注目されています。このたび、東北大学大学院医学系研究科循環器内科学分野の下川教授らの研究グループは、その分子機序としてSmall GTP-Binding Protein Dissociation Stimulator(SmgGDS, スマッグジーディーエス)という分子が中心的な役割を果たしていることを世界に先駆けて発見しました。この研究成果は、SmgGDS を増加させ心血管病を改善する新たな薬剤の開発や、心血管病を予測するマーカーの開発につながる可能性があります。
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