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細胞移植を効率化するナノカーペットを開発-低侵襲かつ高い生着率での網膜下細胞移植の実現へ前進-

 東北大学原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)の藤枝助手(現 早稲田大学理工学術院助教)、カデムホッセイニ主任研究者らのグループは、医学系研究科の阿部俊明教授、工学研究科の梶弘和准教授らの研究グループと共同で、眼の裏側のような狭い疾患部位(例:網膜)に細胞を大量に効率よく送り届けることが可能な移植基材(ナノカーペット)を開発しました。厚さ170ナノメートル(1ナノメートルは100万分の1ミリメートル)のナノカーペットは非常に薄く柔らかいため、注射針内に収納し射出することが可能です。このナノカーペット上に「空飛ぶ絨毯」のように細胞を載せれば、注射針を介して移植細胞を網膜下に送ることができるため、眼球に大きな切開を伴わずに移植できるだけでなく、高い生着率を保ったままの移植が期待でき、細胞移植療法の進展に大きく貢献すると考えられます。

 

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問い合わせ先

(研究に関すること)
早稲田大学理工学術院
助教 藤枝俊宣  TEL: 03-5369-7324
東北大学大学院工学研究科
准教授 梶 弘和  TEL: 022-795-4249

(報道担当)
東北大学原子分子材料科学高等研究機構
広報・アウトリーチオフィス 中道康文  TEL: 022-217-6146

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