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「ナノサイズのコマ」も「歳差運動」と「自転運動」の二種で回る -理論が解き明かすカーボンナノチューブ分子ベアリングの回り方-

国立大学法人東北大学の磯部寛之教授(JST ERATO磯部縮退π集積プロジェクト研究統括)と河野裕彦教授らの共同研究グループは、最先端理論計算を駆使することで、世界最小のカーボンナノチューブ分子ベアリングの動きを精密に解明しました。

この新知見を分子設計に発展・活用することで、ナノサイズの分子運動が自在制御できるようになると期待させる成果となります。

本研究は、英国王立化学会の新しい旗艦誌「ケミカル・サイエンス」誌に近日中に正式掲載されます。なお、本研究はその重要性・新規性が審査員や編集者により認められており、近日、重要論文(Hot article)として同誌ブログ内で紹介される予定です。

詳細(プレスリリース本文)PDF

*添付図版は動画としてもご覧頂けますので以下のURL をご参照下さい。
歳差運動:http://www.orgchem2.chem.tohoku.ac.jp/PrecMovie.gif
自転運動:http://www.orgchem2.chem.tohoku.ac.jp/SpinMovie.gif

カーボンナノチューブ分子ベアリングの回転運動の詳細。外側のベアリング(赤)の中で、回転子が回転する。低温(低エネルギー状態)では、歳差運動のみだが、高温(高エネルギー状態)では、歳差運動に自転運動が加わる。

問い合わせ先

国立大学法人 東北大学大学院理学研究科 化学専攻
教授 磯部 寛之
Tel: 022-795-6585
Fax: 022-795-6589
Email: isobe*m.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
研究室ホームページ:http://www.orgchem2.chem.tohoku.ac.jp/

国立大学法人 東北大学大学院理学研究科 化学専攻
教授 河野 裕彦
Tel/Fax: 022-795-7720
Email: hirohiko-kono*m.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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