2015年 | プレスリリース・研究成果
月表層の岩石試料(アポロ試料)から高圧相を世界で初めて発見
広島大学大学院理学研究科の宮原正明准教授、東北大学大学院理学研究科の大谷栄治教授、千葉工業大学の荒井朋子上席研究員らを中心とした研究チームは、アポロ15号計画で回収された月表層の岩石試料(アポロ試料)からシリカ(SiO2)の高圧相であるスティショバイトを発見しました(図)。
この研究成果は、米国鉱物学会が発行する"米国鉱物学雑誌"にハイライト論文として掲載されました。また、今後アメリカ科学振興協会(AAAS)が発行する"Science"にも紹介される予定です。
図.アポロ15号の宇宙飛行士が地球に持ち帰った月表層の岩石試料(試料番号: Apollo 15299)。この試料は様々な岩石の破片である角レキ岩と火山岩である玄武岩を含む。スティショバイトが発見されたのは角レキ岩の部分
問い合わせ先
東北大学大学院理学研究科
教授 大谷 栄治(おおたに えいじ)
E-mail:ohtani*m.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)
東北大学大学院理学研究科
秘書 高橋 陽子(たかはし ようこ)
E-mail:ytaka*m.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)